YouTubeなどの動画作成に使うフォントを探してみた結果...
YouTubeなどの動画作成において、欠かせないもののひとつにテロップがあります。
そんなテロップを作るときに必要になってくるのがフォントです。
フォントは最初からパソコンに入っていますので、別に用意をしなくても使う事ができます。
しかし、プリインストールされているフォントでも許諾がいるようなフォントもあるため注意が必要です。
例えば、Microsoft Officeをインストールすると一緒に入るようなリコー製のHGから始まるフォントを使って広告収入を得るは商用利用料金がかかったりします。
(参考:フォントのライセンスでできることの範囲を見る/広げる(商用利用))
また、インターネット上には、フリーでフォントを配布してくれているサイトもたくさんあります。
フリーだからといって、何でも許されるわけではありません。
フォントによって許諾の範囲は違いますので、使うときには確認が必要です。
どのフォントを使って良いかわからなくなってしまうこともあるため、安全に利用するために使いたいのが有料サイトのフォントです。
ただし、有料だからといっても何でも使う事ができるわけではありません。
フリーよりも許諾範囲がシビアなものもあります。
有料フォントでかわいいもの・・・といえば、みんな大好きフォントワークスです。
フォントワークスのフォントはサブスク以外で使う事ができないので、良さそうなサブスクのサービスを記載します。
mojimo-live
40種類のフォントを利用することができ、定番の角ゴシック・丸ゴシックに加え、明朝からデザインフォントまで揃っています。
フォントワークスのフォントのため、使い勝手がとても良いです。
これを契約しておけば、YouTubeなど動画共有サイト用として使う分には最適なサービスです。
金額:10,780円/年(フォントを20種類に絞ったライトプランは、5,280円/年)
利用許諾の中に、
「※動画共有サービスの広告収入以外で映像や動画等に対し対価が発生する場合は、ご利用いただけません。」
と記載があるので企業案件には利用できないので注意しましょう。
mojimo-jewel
キラキラ系の動画が多い場合には、こちらのサービスも良いと思います。
基本的には、丸ゴシック系のフォントを多く使う事ができます。
Mojimo-liveほどのフォントが不要な場合には、こちらを選択するのも良いと思います。
jewelという名前なので、できれば「マティスえれがんと」も含めて欲しかったと思います。
(マティスえれがんとの代わりになりそうなフォントを後ほど紹介します。)
金額:3,850円/年
利用許諾の中に、
「※動画共有サービスの広告収入以外で映像や動画等に対し対価が発生する場合は、ご利用いただけません。」
と記載があるので企業案件には利用できないので注意しましょう。
フォントワークス LETS
金額は高いですが、制限はほぼ無く、フォントワークスのフォントをすべて使う事ができます。
コスパは良くないので、企業案件を実施しない場合は、よほど好きなフォントが無い限りはmojimo-liveで十分対応できると思います。
企業案件でフォントワークスのフォントを使いたい場合は、こちらを利用することになります。
金額:49,500円/年
サブスクの比較
個人的には、企業案件ではない動画に対しては、mojimo-liveが良いと思います。
mojimoシリーズにもいろいろなプランがありますが、動画共有サイトで使う事ができるのは、mojimo-live、mojimo-jewelの2つとなります。
正確には4つなのですが、他の2つは少し制約が増えるので除外しました。
どんな動画にも完全に安心して使う事ができるのは、LETSなのですが・・・波に乗るまではなかなか手が出しにくい金額です。
そこで買い切りで安心して使えそうなかわいいフォントを紹介します。
鈴木メモ
鈴木メモのフォントは本当に可愛いです。
そして、許諾範囲も柔軟で最高です。
代表格となる「パンダベーカリー」
手書き風文字の「花とちょうちょ」
この2つがあれば、動画に限らず写真もオシャレになること間違いなしです。
金額:パンダベーカリー 8,800円、花とちょうちょ 13,200円
ヤマナカデザインワークス
コスパがとても良く、許諾範囲も柔軟なため使いやすいです。
以下の4つがかわいいと思います。
やわらかドラゴン
かなりあ
ぱぐのみんちょ
こまどり+
金額:各5,000円
えれがんと平成明朝
Mojimo-jewelのところに記載した「マティスえれがんと」の代わりになりそうなフォントです。
優雅な感じを出せるフォントとなっています。
許諾範囲も柔軟です。
金額:各ウェイト2,750円
まとめ
パンダベーカリーにヤマナカデザインワークスのフォントをメインに考え、ところどころでフォントワークスのフォントを使うのが良いかなと考えています。
企業案件・・・は無いので気にしていませんが、来たときにはmojimo-liveは使えないので、フォントワークスの代わりに、ヒラギノやフリーのフォント(けいふぉんとやラノベポップなど)を使うのが良さそう。
Adobeの契約もあるので、Adobe Fontsも利用するかな。
フリーのフォントだけでも素敵な動画にもなります。
有料フォントを使って、他の人と差別化を図るのも良いと思います。
テロップが華やかだったり凝っていると、楽しくなるので、有料でも無料でもフォントを変えてみると雰囲気が変わって良いと思います。
一番大事な事は、利用許諾の範囲をしっかり確認して使いましょう。
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フォントワークスのフォントが大好きだけど・・・サブスクは高いので、買い切り+フリーフォントを使って、フォントワークスを諦めるのが良いような気も...
フォント選びは楽しいけど、本当大変。