本日発売のイヤホン「final A3000とA4000」を聴いてきた!A4000の音は・・・

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final A4000 【FI-A4DPLDN】 カナル型 有線 高音質 イヤホン イヤフォン

本日は、finalの新しいイヤホン「A3000」と「A4000」の発売日です。
というわけで早速試聴してきました。


今回のプレーヤーは「Astell&Kern SE100」です。


装着感


とても良いです。
今までのEシリーズと比べると、格段にフィット感が良いです。
とても軽く、付け心地も良いです。
Eシリーズではfinal Type-Eのイヤーピースは合わなかったのですが、A3000、A4000では問題ありませんでした。
A3000の方が少し軽く感じましたが、スペック上は同じ重さでした。



音量


final全般に言えることですが、音量は取りにくいです。
スマホよりも、音楽プレーヤーを用意した方が良いと思います。
A3000よりもA4000の方が、よりボリュームを上げないといけませんでした。
音量を取りやすいXJE-MH1だと、ボリュームは40-45くらいなのですが、A3000は70-75、A4000は80-85くらいで同じ音量になりました。




A3000


少し高域寄りですが、低域も十分に出ますし、聴きやすいです。
一つ一つの音がはっきり聞こえ、クリアで明瞭な感じです。
音がクリアなため、楽器の音はとても聴き取りやすいです。
音の広がりはそこまで感じません。
長時間聞いていても疲れは少ないと思います。
フラットでも無いので退屈ということもなく、リスニングに適していると思います。
万能型の優等生です。
(感動は少ないかも・・・)


A4000


少し高域寄りではありつつも、低域も良く出ますし、中域も丁寧です。
最初に聴いた時に感じたことは・・・とりあえず、音が多い!
ここまでたくさんの音を出せるのかと思うほど圧倒されます。
音の広がりを感じます。音の余韻が素晴らしいです。
それでも、膨大な音の流れの中に身を投じているような感覚がします。
音が多いのにボーカルの音は埋もれず鮮明に聞こえる・・・不思議な感じがします。
長く聞いていると疲れるかもしれません。
ただ・・・この音を聴いていると楽しい。
これは間違いないです。



雑感


この2つを比べるのが良くないのかもしれません。
E2000とE3000の時のように、その日の気分で使い分けるイヤホンだと思いました。
音の傾向が違います。


確かにA4000の音は多いのですが、ボーカルの声をしっかりと捉えられるのはA4000のような気がします。
中域はA3000の方が少し埋もれるというか雑に感じました。
私のように、声が好きな人はA4000の方が好きだろうなと思います。


この2つのうち、どちらかを・・・というと、とても難しい選択です。
聴いていて楽しいし、このイヤホンすげーーーーーーって思うのはA4000です。
ですので、A4000を選ぶとは思います。
ただ、長く聞いていると疲れる可能性はあります。



でもきっとA4000を選びます。
間違いなく楽しいもん。



少し言いにくいことを言いますが・・・
E5000よりもA3000とA4000を買った方が幸せになれると思います。

E5000を持ってる身からすると悔しいですが、楽しさが違います。
E5000はとても丁寧で心地良い音を出します。
しかし、リスニング用途だとつまらないです。
そして装着感が、Aシリーズの方が格段に上です。
E3000以下は、軽かったので良いのですが、E5000の重さだとあの形状は厳しいです。
装着感が悪いのは、地味に不快です。


E2000やE3000からのアップグレードにはとても最適です。
普通の人に勧められるかというと・・・10,000円を越えるのはなかなか難しいです。
イヤホンが好きな人にとって、この価格でこの音なのは・・・とんでもなくコスパが良いイヤホンだと感じると思います。
価格以上の音であることに間違いはありません。

沼にはまっている方なら、このイヤホン、とてつもなく安いな!と思うことでしょう。



15分くらい聴いた感じだと、こんな感じのイヤホンでした。
エージングが済んでいるのか済んでいないのかがわかりませんので、音の印象は変わるかもしれません。
この2つのイヤホンは、ゆっくり育てていくと楽しいと思います。



なんとなくA4000寄りになってはいますが、比較するとA4000という話です。
音が派手なのがA4000なので、どうしても寄ってはしまいます。
しかし、ゆったりまったり聴きたい時にはA3000の方が適していると思います。



今回のA3000、A4000のどちらを買っても損は無いです。
間違いなく価格以上のイヤホンです。



追記


購入してバランス接続を試しました。