Pinnacle P1はやっぱりいいぞ。聞こえなかった音が聞こえる不思議なイヤホン！
安くなっていましたのでPinnacle P1を購入しました。
ケーブルが先に来てしまいましたので、昨日はUE900s+ORB Clear forceでしたが、今日はPinnacle P1にORB Clear force、イヤピースはもちろんacoustic effectです。
最初はアンバランスで聴こうかと思いましたが、散々アンバランスを試聴したので、最初からバランスにしてみました。
とりあえず全く鳴らしていないので、エージング云々は置いておいての感想となります。
環境は、AK380+Pinnacle P1＋アコエフイヤピ＋ORB Clear forceです。
Pinnacle P1を一言で表せば、「バランスの取れた万能型＋新たな発見をくれるもの」です。
まず、一番の特徴だと思っている、時々聞こえる「こんな音あったかな？」は、最初から健在です。
高音から低音まで、とても丁度良いバランスで鳴ります。
音場の広さもそこまででは無く、解像度も高いわけでもなく･･･と書くと、良いところが無いように思われてしまうかもしれませんが、そういうわけではなく、良い意味で、とても丁度良い、バランスの取れた音です。
聴いていて、とても落ち着く心地良い音「超バランス型」の音です。
しｋし、平凡なのかというとそうではなく、一つ一つの音はとても丁寧で、変な脚色がなく、聞きやすいです。
その心地良い状態の中に、ぽっとP1でしか聴くことのできない音を出してくるので、いつ聞こえてくるかとても楽しみになります。
何回も試聴したのが、アンバランスでしたので、バランスだとどうなるのかと思いましたが、くっきり明瞭な音になっていると思います。
アンバランスでは聴いていないので･･･うろ覚えでの比較となりますが、多少くぐもっていた音がはっきりしたように感じます。
やっぱり今度アンバランスで聞き直します（笑）
UE900sでは、とてつもない優しさベールに包まれた音がしていましたが、Pinnacle P1ではそういうことはなく･･･優しさは一切ありません（笑）
その代わり、全域、特に中高音域の伸びは刺さること無くきれいにどこまでも伸びます。
ボーカルが埋もれることもありませんので、実に心地良く、AKG N40の音に近く、とても上品な音です。
以前試聴した時は、南條愛乃さんには合わないかと感じましたが、そんなことはありませんでした。
埋もれること無くきれいな高音を聴くことができます。
先に音から入りましたが、見た目は亜鉛合金という素材でできているようで高級感があります（ずっしり重めです）。
シュア掛けをすると、耳にとてもフィットし装着感も良いです。
シュア掛けではなく普通に付けることもできるので、苦手な方でも大丈夫です。
一方、Pinnacle P1の弱点といえば、インピーダンスが高いことでしょう。
インピーダンスが高いと、ボリュームを上げないと音が聞こえてきません。
よって、iPhoneなどスマホだと音が小さいかもしれません。
他の音楽プレーヤーを用意された方が良いと思います。
価格は、現在では安く、17,800円前後です。
この価格でこの音を聴くことができるイヤホンはほぼ無いと思います。
UE900sにもAKG N40にも匹敵すると思いますし、コストパフォーマンスはとても高いイヤホンです。
この1本があれば十分というか、それ以上にとても楽しめるイヤホンだと思います。
ただし、先ほども書きましたがプレーヤーがスマホだときついので、専用のプレーヤーにPinnacle P1の組み合わせがおすすめです。
今だと、AK70+Pinnacle P1が最適な組み合わせではないでしょうか。
P1の話からは離れますが、ORB Clear forceの音の変化も面白いです。
UE900sでの優しさ重視の音、Pinnacle P1の堅実な音。
音の傾向は似ているのにケーブルで傾向が変わる。
面白いものですね。
どちらの音も好きなので、Clear forceもお勧めです。（Ver2でも取り回しは多少悪いです。）
まだ聞き始めたばかりですので、今後エージングが進めば、また違った魅力のある音になると思います。
しかし、現段階でも、このイヤホンはおすすめNo.1ですね。
最初の1本、ステップアップの1本、他のイヤホンでは聴くことのできない音を探すための1本として購入しても良いイヤホンだと思います。
個人的には、うっちー聴くなら･･･疲れてる時はUE900s+Clear force、元気な時はP1かIE800の方がおすすめかな･･･どっちも良いけど。
なんちゃんはP1+Clear forceか･･･IE800の方が好きかな。
とりあえず、お値段以上の価値のあるイヤホンだと思いますので、とてもおすすめです。
