Apple SiliconのMacBookAirが届きました!これは冷え冷えで快適すぎる!ただし注意点も・・・
熱すぎるMacBook Proに嫌気が差し、M1 MacBookAirを購入しました。
ざっと使ってみたので、ファーストインプレッションの感想を書きたいと思います。
購入したモデル
- MacBook Air
- GPU:7コア
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
以前のMacBook Proをセットアップし直したら、そこまでの容量を使っていないことが分かったため256GBにしました。
メモリは最後まで悩みましたが8GBで使ってみて、足りなさそうだったら返品からの再購入しようと考えていました。
最終的に選択したのは、価格・スペックが一番手頃なモデルでした。
USキーボードにはカスタマイズしています。
CTOモデルということもあり、購入してから、概ね2週間程度で届きました。
セットアップ
Apple Siliconになっていますので、Time Machineのバックアップから戻すことはせずに、まっさらな状態からセットアップを行いました。
この後に気になったアプリを載せていますが、IntelからApple Siliconの場合はTime Machineは使わない方が良いと思います。
ARM版だったりIntel版だったり混在するので、どこかで不具合が出そうな気がします。
ライトな使い方だったら問題ないと思いますが、細かい部分で未対応の部分がそれなりにありそうな予感はしました。
もちろん、Rosetta2により今までのソフトの大部分は問題なく動くと思います。
遅いとも感じません。
普通に動きます。
それでも、ソフトによっては気になる部分は多少なりともありました。
気になったソフト
気になったのは以下の4つのソフトでした。
- ATOK Passport
- Clipy
- Android Studio
- Homebrew
ATOK Passport
普通に使う分には問題ありません。
Rosetta2により動いていますが、遅いとか遅れるとかも無く普通に使うことができます。
ただし、Apple SiliconなのかBigSurに正式に対応していないからか、「入力ソース」の取捨選択ができません。
「ひらがな」「カタカナ」「全角英字」「半角英字」のすべてが表示されます。
私の使い方として、ATOKのひらがな、標準IMEの英字の2つしかソースを使わないようにしていました。
それでも、連続で変えなければ、「ひらがな」と「標準IMEの英字」を行ったり来たりするだけということがわかりましたので問題はありません。
あくまで私の使い方は、「ひらがな」と「標準IMEの英字」以外は出ないようにしていたので、見た目が気になった程度です。
2月にATOKのアップデートが予定されていますので、そこで直るかなと期待しています。
Android Studio
シミュレータがインストールできません。
HAXMというIntelのCPUの一部を使っていますので、Apple Siliconでは動作しないのは想定通りです。
今後どうなるのかはわかりませんが、現状では実機を繋いで確認しないといけないのかなと思います。
最近はあまり使っていないので、のんびり対応を待つ予定です。
Androidの開発をされている方は注意が必要です。
Clipy
クリップボード拡張アプリです。
クリップボードの履歴を保存しておいてくれるので、過去にコピーしたものでもすぐにペーストができるアプリです。
とても重宝している手放せないアプリのひとつです。
しかし、選択してもペーストされなかったり、カーソルキーで選択ができなかったりと想定の動きをしません。
最後のアップデートが2018年頃なので、今後アップデートされるか微妙なところです。
そこで、似ているソフトとして、有料版の「Copy Clip2」を試してみることにしました。
動き的には似ているのですぐに慣れるとは思います。
しかし、細かい部分では「Clipy」の方が使いやすいです。
例えば、
Clipyは選択して少し待つとクリップボードのほぼ全体がわかりますが、Copy Clip2では一行の一部しかわかりません。
Clipyは同じ内容は履歴から破棄されますが、Copy Clip2では同じ内容でも増えていきます。
ClipyがM1に対応するのを首を長くして待っています。
Homebrew
開発等を行っている方はよくご存じだと思います。
Homebrewが最近Apple Siliconに一部対応しましたので使ってみました・・・
一部の対応なので、厳密にやると、このライブラリはARM版Homebrewを使い、別のライブラリはIntel版Homebrewを使うという管理が発生します。
例えば、php7.4はARMでもインストールできますが、MariaDBはARMではインストールできません。
このARM版とIntel版の使い分けの方法は、Terminalの起動方法で分けます。
- Terminalの情報を見る→Rosetta2で動かすにチェックを付ける→Intel版Homebrew
- Terminalの情報を見る→Rosetta2で動かすのチェックを外す→ARM版Homebrew
このようなよく分からない使い方をしないといけません。
絶対破綻すると思い、ARM版をアンインストールして、すべてIntel版で動かすようにしました。
Rosetta2は有能なので、全然問題ありません。
ARM Nativeである必要は無いのではないかとさえ思っています。
このような感じですので、正直なところ、開発をする方には・・・まだ待った方が無難だと思います。
温度
MacBook Proを使っていて一番気になったのが、キーボードやパームレストが熱くなることでした。
Apple SiliconのM1は、熱くならないというレビューを見て、速攻で購入しました。
ファンレスであるにも関わらず・・・冷たいです。
唯一、暖かくなったなと思ったのが、DropboxとBox Syncによるフル同期、Spotlightのインデックス構築が動いている時だけでした。
同期が終われば、すぐに冷たくなりました。
それでも熱いというよりかは、暖かいというレベルでした。
まとめ
メモリの8GBについてですが、16GBの方がもちろん余裕はあると思います。
ただしMacはメモリの容量に合わせてチューニングするように感じます。
たくさん積んでいればその分使いますし、少なければ少ないなりのメモリ管理をするように感じます。
よって、8GBだからといってレインボーがぐるぐるしたり、待ち時間が長くなったりということはありませんでした。
8GBでも十分だと思います。
ただ・・・余裕があるなら16GBの方が安心感はあると思います。
注意点としては、開発を行う方は動かないツールもあるので注意が必要です。
私の場合は、Webサイト作成くらいなので問題ありませんでした。
Intel版HomebrewでApache、PHP、MariaDBのインストールも問題無いですし、ARM版のVisual Studio Codeも問題無く動きます。
致命的なのはClipyですが、他のソフトで代替できるのでなんとかなります。
多少動かないものがあったとしても、この冷え冷えMacBook Airは最高です。
熱くてイライラしている方は、購入検討した方が良いです。
そのイライラが10万円で解決します。
普段使っているソフトが動かない可能性もありますので、その辺りはある程度の覚悟も必要です。
私は、買って本当に良かったと思っています。
プライバシーフィルターはMacBook Proに使っていたものがそのまま使えました。